投資家が望まない投資理論がある日突然定着することはあり得ないのです。
日本の不動産投資ビジネスがなかなか発展しないのは、こうした洗練された投資家が、メインプレーヤーとして参入してこないからではないでしょうか。
不動産が株や債券と同等な金融商品として認知されるには、株や債券投資の世界ではすでにスタンダード化されているポートフォリオ理論を、不動産投資にも導入する必要があります。
そして、プロの機関投資家の投資パフォーマンスと、物件のセクター別トラックレコードの蓄積によって、後続する一般の個人投資家が安心して投資できるインフラ基盤が整備されるのです。
ですから不動産投資においては、最初から個人投資家に期待するのではなく、ある程度プロによる地ならしを経てから個人投資家レベルに持っていく姿勢が欠かせないはずです。